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健康コラム

不定愁訴について

麻疹の大流行と漢方薬 2007.06.02

東京では2001年の大流行をしのぐ勢いで麻疹の感染が拡大しております。東京では十数校もの大学が麻疹の集団感染を防ぐために休校になっております。
麻疹は接触感染、飛沫感染、空気感染といろんな方法で感染します。
麻疹ウィルスが体内に侵入してから発症までに8日から12日かかります。
それではどんな症状が出てくるのでしょう。
始めの3~5日間は発熱、せき、鼻水などの症状が出る。
そして、一旦熱が下がるが再び高熱が出て、顔・首・全身に発しんが現れてその状態が3日間続く。
それ以上続く場合は細菌による2次感染の疑いがあるので注意が必要です。
そして、発熱が収まっても2日ぐらいは感染力を持つので3日間は注意が必要でしょう。
皆様はあまりご存じないともいますが、東洋医学でも麻疹を治す方法はあります。
漢方薬の原典である「傷寒雑病論」には傷寒と風邪について半分ぐらいのスペースに書かれています。
「傷寒」は現代医学で言うとインフルエンザと腸チフスのことを指すといわれています。
しかし、この治療法は細菌やウィルス感染して発症したときにも有効です。
したがって、さまざまな感染症に対して漢方薬で治したという治験例を収めた書物があります。
麻疹もウィルス感染によって起こる病気なので漢方薬でその症状が改善される可能性があります。
ただし、麻疹に感染したことのない方は予防注射をしておいたほうが良いと思います。
予防注射による副作用は予防注射をしてまれに発熱してなかなかその芯熱が取れないで内攻型麻疹や出血性麻疹を起こすことがありますが、十数年前の数年間それを恐れて予防接種を受けなかった人が結構いました。
その結果、免疫がなく感染の経験もない人達が今では大学生になり、大人になって感染してこの騒ぎの原因になっているのではないかと思います。
予防接種のときの芯熱は漢方薬で取ることが出来ると思います。たとえば、「地竜」、「五黄」、「柴胡剤」などをもってして対応することで防げる可能性は十分あります。

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