東洋医学に霍乱(かくらん)病というのがあります。そして、「鬼の霍乱」という言葉を知っていますか?
国語辞典には「普段丈夫な人が病気になること」と書いてあります。
私が考えるに丈夫な人でも霍乱病にはなるということではないでしょうか。
傷寒雑病論には次のような条文があります。
「問曰病有霍乱者何答曰嘔吐而痢名曰霍乱」その意味は霍乱という病にはどのような病気ですか?答えて曰く、嘔吐して下痢するを名づけて霍乱という。
さらに次のような条文もあります。
最近、下痢をしたり吐いたりする胃腸風邪が多くなってきていませんか。
「悪寒脈微而復痢痢止亡血也」その意味は悪寒して脈がかすかで、そしてまだ下痢したときに止まってしまうのは病が治ったわけでなく貧血のためである。
天候が不順で陰陽のバランスが大きく崩れ、冷えたり熱を持ったりするので胃腸の働きも著しく壊れた状態になります。
消化器系の働きが悪くなれば食べ物を消化して穀物の気を消化することが出来ず、栄養不足になります。
その栄養不足により元気な血液も出来ないため、血虚または亡血という状態になることがしばしば起こります。
この血虚または亡血という状態になると粘膜が弱り、そのために風邪を引き易くなったり、口内炎が出来やすくなったり、ヘルペスなどが出来ます。
とにかく風邪も治りにくくなったり、怪我も治りにくい状態になります。
このような状態の方は読者の中におられませんか?
東洋医学では独自の解決方法がありますので、ご相談ください。