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健康コラム

不定愁訴について

排尿トラブルについて 2004.02.14

2月12日の朝日新聞によりますと「夜中に2回以上起きてトイレに行ったり、排尿後もおしっこが残っていると感じたりするなどの「排尿トラブル」を60歳以上の約2割が自覚していることが、小林製薬の調査で分かった。男性は前立腺肥大症、女性は尿道を支える膣壁の緊張低下が疑われるが、4割以上が老化現象と諦め何の対処もしておらず、1人悩んでいる実態も明らかになった。」となっています。そこで、今回は排尿トラブルを東洋医学的に考えたいと思います。
東洋医学的には、男性の前立腺肥大は腎の冷えからくると考えます。
前立腺は、老化と共に肥大すると西洋医学的には考えられていますが、個人差があります。やはり加齢と共に男性も熱エネルギーが減少して冷えやすくなると思います。したがって、前立腺が冷えることで陽虚になり、肥大するのだと考えます。
前立腺は、腎経に関係するので腎経の陽気を補うと前立腺も回復します。
女性の場合も下半身が冷えることによって、尿失禁などの排尿トラブルが起こります。
東洋医学的に考えると、子宮や腎が冷えることにより、尿が近くなったり、残尿感が出たり、膀胱炎になったり、尿失禁が起こります。

インターネットを通じて40歳以上の5千人に聞いた調査によると、排尿トラブルの自覚がある人は、50代では女性が19%、男性が11%、60歳以上では女性が20%、男性21%でした。
男性の自覚症状は残尿感や出し渋りがともに6割以上、女性はくしゃみの時などの尿漏れが約8割もありました。
60歳以上になると、夜間2回以上トイレに行くという人が、男女とも5割前後でした。これらの症状で、病院に行ったりしている人は2割程度で、ほとんどが何も対処していそうです。
これは治らないと言う諦めが強いのと、相談しにくいところの話であるためでしょう。
しかし、東洋医学では原因をつかんで治せる可能性が十分ありますので、諦めずにご相談いただきたいと思います。
簡単に言いますと、男性も女性も下半身の冷えから「尿トラブル」が発生することが多いです。
お困りの方は諦めずにご相談ください。

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