東海村の事故によって私が考えた事を今回は乗せさせて頂きます。
以前から原子力関係の事故について関心は持っていましたが、
今回の事故は今までの事故とは全く違います。
何故なら、私にとってこの事故はロシアのチェルノブイリや
アメリカのスリーマイル島を思い出させる強い衝撃を受けました。
これまで事故は直ぐに忘れてしまいましたが
今回の事故は決して忘れる事の出来ない出来事になりそうです。
このニュースを聞いて頭に浮かんだのは茨城在住の患者さんたちのことでした。
そして、大丈夫だろうかと心配になりました。
ところが心配は的中してその中には既に妊娠している方もおられました。
その方の住居は危険区域外だったのですがやはり心配をしておられました。
お電話をかけて状況をお聞きしたのですが
テレビのニュースで聞く情報だけで 不安は解消されていませんでした。
読者の皆様のなかにもご親戚や知人が事故現場その近くに住んでおられ
心配しておられるのではないでしょうか。
その患者さんとお話した時に東洋医学は放射線障害(造血機能や生殖機能に対する障害)に対しても
対応できる漢方薬が在りますからご安心下さい。
「なぜなら、実は私は放射線療法をしておられる数人の患者さんに
漢方薬をお出しして放射線療法による吐き気、脱毛、めまいなどを
起こさないように出来た事があります。」
と言う実例をお話したら安心したと喜んでいただけました。
私が胸を一番痛めたのはお電話をした患者さんの中で
せっかく漢方薬で体調が良くなり希望が湧いてきたのに
この事故で不安になり落ち込んでおられた事です。
私は原子力の事に詳しいわけではないので批判は出来ませんが、
これから赤ちゃんを産もうとしているお母さん達を
不安のどん底に陥れるこのような事故は二度と起こして欲しくないと思います。