人食いバクテリアとしてセンセーショナルな報道をされた
劇症型A群レンサ球菌による感染症は 1994年7月から12月までに英国で216件が報告され、
その内39人が死亡しました。
日本でも千葉県の92年から94年にかけて10名の患者が報告されました。
死亡率は30~85%と言われていて大変恐い菌です。
レンサ球菌は以前からしょう猩紅熱、丹毒を起こす病原菌と知られております。
しかし、なぜ最近になって激烈な感染症を生じさせる変わり種の菌が現われたのか、
その理由はハッキリしていません。
一説にはバクテリオファージという細菌に感染するウイルスによって
新しい遺伝子が導入され 人への感染力が増強したレンサ球菌が
出来上がったのではのではないかと言われています。
この他にもMRSA、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)、
ハンタウイルス、O-157など の抗生物質に対する耐性菌が沢山出てきました。
そもそも今世紀の初頭では微生物学は医学領域では花形とされていました。
これからは再び感染症が人類の健康を脅かす存在になると考えられます。
感染症に対して対抗策として衛生思想と免疫力が大変重要になるでしょう。
衛生思想は私の範疇にありませんが免疫力は東洋医学的に強める事が出来ます。
これからの健康作りは感染症に対抗する免疫力も視野に入れて下さい。