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健康コラム

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水気病についてNo3 2008.05.17

またまた、引き続いて水気病を考えたいと思います。
暦の上では(5月5日立夏)夏が始まっています。
この夏には水気病が増えると思います。何故なら、ついつい余分な水分をたくさん取ってしまいがちになります。
今回は「黄汗の病」を掘り下げてみたいと思います。
夏になるとたくさん汗をかいて、下着が黄ばむという経験をされたことはありますか。
クーラーがなかったころは井戸の水で身体を冷やすとか扇風機に中るということぐらいしか暑さをしのぐことが、できませんでした。
そのために、夏になると誰でもたくさん汗をかくことが当たり前でした。
たくさん汗をかくと皮膚が疲れたり、冷えたりします。
それがひどくなると胃の熱も奪って汗をかくようになり、そのために胃の色である黄色が出てくるのでしょう。
東洋医学では内臓と色が関係あると考えています。
ちなみに、脾胃は黄、肝は青、腎は黒、心は赤、肺は白です。
夏は一年の間過ごすための陽気を貯めるときで、このときに陽気をたくさん貯めこまないと冬になるまでに陽気が不足してしまい、非常に冷えやすい身体になってしまうと思います。
しかし、汗をかくのも限度があって、あまり大量の汗を一気にかくと身体のエネルギーが出て行ってしまい、脱力感を感じます。
黄汗の病というのは両足のすねが冷えて、足がだるく重く感じるようになります。食事をし終わると汗が出たり、いつも夕方になると盗汗が出るものは労気である。
もしも、汗が出て反って発熱するものはながく汗が続くとその身が必ずあれてざらざらして発熱が止まない者は悪瘡を生ずる。もし、身体が重くて汗が出て、たちまち軽いものは久しくして必ず身体がピクピク痙攣し、そうすると胸中が傷み、また腰より上には汗が出て、腰から下には汗がなく、腰の骨が緩んで痛み、皮中に物があるような感じがする。症状が激しい者は食べることができない。身体が重く痛み、喉が渇いて、小便が出にくくなる。このような症状を呈する可能性があるということです。
水分を取りすぎて、胃腸が弱って水分の排泄が十分にできないので、身体に水分が溜まって色々な問題が生きてくるということです。
このような時は胃腸を助けて、腎の働きも良くすることによって、回復します。

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