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健康コラム

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五十肩は漢方薬で改善できるか 2008.04.12

春の日差しが温かいと感じるようになりましたが、いかがお過ごしですか。
今年は寒暖の差が激しかったので、意外に身体の芯まで冷えていることがあります。
現代医学では「肩に激しい痛みを覚える四十肩、五十肩といわれるものは、年齢的に五十歳前後に多いところから呼ばれます。
肩の関節には、腕を動かす筋肉「腱板」と、関節の動きを滑らかにする組織「滑液包(かつえきほう)」があります。
「腱板」の老化や、関節を動かすときの摩擦で「滑液包」が炎症を起こし、激しい痛みが生じると考えられています。五十肩は“自然に治る”と安易に考えるのは禁物。
放置していると、肩の動きが戻らないこともあります」
東洋医学的に考えるとほとんどの五十肩は身体の冷えが原因で起こると考えられます。
五十肩の人は腕を動かす筋肉「腱板」と、関節の動きを滑らかにする組織「滑液包」に問題を生じているのでしょうが、なぜそのような状態になったのでしょうか。
老化現象のように言われていますが、最近では20代や30代にも五十肩に似ている症状の患者さんがいるという情報を先日放送されたテレビで流していました。
単なる老化現象ではないと思います。
東洋医学では50歳ぐらいから腎が衰えると考えます。
腎が衰えると太陽膀胱経と少陰腎経の気の流れが悪くなり、肩の周りの筋肉の血行が悪くなり、筋肉が硬くこわばり十分に伸びずに痛みを発したり、「腱板」や「滑液包」に異常が起こるのだと思います。
「腱板」と「滑液包」の異常は結果であって、原因は腎にあると思います。
したがって、20代、30代でも腎虚になれば五十肩を起こす可能性があるでしょう。腎の冷えを治せば五十肩を改善する可能性はあります。

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