離乳食と言うのは食事です。
歯が生えていない赤ちゃんに食べさせることが不自然ではないでしょうか?
1歳になるまではまだ胃腸が十分に育っていません。
その状態で食事をさせるほうが、無理があると思います。
赤ちゃんの腸は母乳の中の免疫グロブリンを吸収するために、かなり大きなたんぱく質も通過してしまいます。
したがって、まだ消化仕切れていないたんぱく質やポリペプチドが体内に入ってアレルギーの原因であるアレルゲンになってしまう可能性があります。
その上、消化できないのにどんどん食べたら消化不良の食品は体内で有害なものに代わるでしょう。
現在、お子さんにアトピーが増えているのは勝手に増えていると言うよりは離乳食を早めることで増やしているようなものです。
そのため、私は妊娠中から指導している方の赤ちゃんには離乳食は1歳以降になってからにしてもらっています。
母乳が出るのなら、1歳から1歳半を過ぎるまでは与えてあげてください。
母乳が出ない方は粉ミルクを飲ませてもらいます。
水分は湯冷ましを上げれば良いのではないでしょうか。しかし、母乳に水分は含まれていますので、喉が渇いたら上げればよいでしょう。
果汁は3ヶ月ぐらいからと言う話も聞いたことがあります。
飲ませる理由が味を覚えさせるためと言うことでした。
1歳を過ぎてから、食べ始めても味音痴になることはありません。
なにもあわてて離乳食を始める必要はありません。
赤ちゃんと心の会話をしながら、ゆっくり育児を行う方が良いのではないでしょうか?