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健康コラム

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クローン病について 2006.12.09

参照:難病情報センターのホームページ
皆様はクローン病という言葉をご存知ですか?
大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患といいます。
クローン病も、この炎症性腸疾患のひとつで、1932年にニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって限局性回腸炎としてはじめて報告された病気です。
クローン病は10歳代~20歳代の若年者に好発します。口腔にはじまり肛門にいたるまでの消化管に炎症や潰瘍が起こりえますが、小腸の末端部が好発部位です。症状は腹痛や下痢、血便、体重減少などです。
クローン病の原因は現代医学では遺伝的な要因が関与するという説、結核菌類似の細菌や麻疹ウイルスによる感染で発症するという説、食事の中の何らかの成分が腸管粘膜に異常な反応をひきおこしているという説、腸管の微小な血管の血流障害による説などがあげられていますが、いずれもはっきりと証明されたものはありません。最近の研究では、なんらかの遺伝子の異常を背景にもち、異物を処理する細胞やある種のリンパ球などの免疫を担当する細胞の異常反応が明らかになってきており、何らかの外来の抗原(食事の成分、異物、病原体など)の侵入とそれに対する免疫系の反応異常が想定されています。
このように原因が良く分かっていないのが現状です。クローン病の患者数は1976年には128件でしたが、2004年度には23,188人になりました。この患者数は欧米に比べると10分の1前後です。
次第に増えているということと欧米のことを考えると今後10倍近くに患者が増える可能性があるということです。
クローン病だけでなく、欧米で流行っている病気が日本で増加しているということから考えると何らかの根本的な要因があると思います。
現段階では証明不可能なことではありますが、私見を述べさせていただきますとこれらの根底にあるものは食生活を含む生活スタイルが欧米化したことに起因すると思います。
日本には日本古来の伝統的な文化があり、生活スタイルがありました。
その文化をいとも簡単に短期間に大きく変質させてしまったことに根本的な問題があるでしょう。
米を食べない日本人が増えていますが、米は穀気を養い脾、胃を育てます。
東洋医学でいう脾は消化器全体を現すものです。脾が弱れば消化器の粘膜はただれて潰瘍を作っても不思議はありません。
そのために栄養も吸収できなくて命を継続することすら困難になるでしょう。
これは日本人の存続にかかわるたいへん重大な危機に面していると思います。
皆様も今一度食生活を含めた生活スタイルを見直すことをお勧めします。

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