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健康コラム

その他

風と湿気と関節痛の関係 2006.07.01

毎日蒸し暑いですが、皆様はいかがお過ごしですか?
今年は暑いようで身体が冷えてしまうことがあります。
なぜ、湿気が多いと冷えるのでしょうか?
それは湿気が多いとちょうど水に浸かっているように常に空気中の水分が皮膚に触れているので気化熱を奪われることで冷えます。
傷寒雑病論に次のような条文があります。
「傷寒八九日風湿相搏身体疼煩不能自転側嘔不渇脈浮虚而渋者桂枝附子湯主之若大便堅小便自利者去桂加白朮湯主之」という文章があります。
この意味は「傷寒にかかって八九日目になって、風邪と湿邪と相あらそって、身体がうずき痛み苦しみ自分では寝返りをすることもできず、吐かずのども渇かず脈は浮いているがうつろな力がない脈で、渋っているものには桂枝附子湯が主治します。もしも、大便が硬く小便が近い人は去桂加白朮湯が主治します。」という意味です。
風と湿気によって身体が冷えると痛みを発する病が起こりやすいということを言っています。
このような天気が続くと腰やひざなどの関節の痛みを発する病気が増えてくる可能性があります。
日ごろの養生としては汗をかいたまま身体が濡れた状態で扇風機やクーラーの風に当たることは風と湿気によって身体が冷える状態に当たりますので避けたほうが良いでしょう。
風呂上りにやはり汗が良く出てくるので、扇風機やクーラーの風に当たる習慣がある肩のお話を聞くことがありますが、身体が弱って皮膚表面の血液循環が悪くなり、陽気が不足しているときに風に当たって身体が冷える痛み以外の病気も引き起こす可能性があります。
扇風機やクーラーをかけるにしても直接身体に風を当てないようにされたほうが懸命だと思います。

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