昨年の夏が異常に暑く長かったので、東洋医学的には秋になり涼しくなって来ると肺とか腸が弱ると考えられています。
ロタウィルスなどの感染性胃腸炎が流行っていますが、皆様はいかがでしょうか。
さらに、昨年より咳が止まらなくて相談に来られることが多くありました。
PM2.5の影響の可能性もあると思いますが、天候の影響によって今年になって間もないので、大きいと考えられます。
そのため、肺とか腸が弱って起こす病気が増えると思われます。
咳ぐらいと軽く見ていると何か月も治らなくケースもありますので十分にご注意ください。
咳の声もゴホン、ゴホンと続けて出るばあいもあります。
かなりひどい咳が続けざまに出て、顔が赤くなるほどの人もいます。
悪化してくると夜中にひどい咳をすると言うのがあります。
大概が夕方以降になるとだんだん咳がひどくなり、夜中に何回も起きて睡眠不足になり体力の低下をもたらすので、ますます治りづらくなります。
家族が見ていて可哀そうになるほどの咳で腹に響き腹筋が痛くなったり、咳のために肋骨が折れてしまう人もいました。
毎年、このような咳のご相談を受けますが少しだけです。
ところが、昨年の年末から今年にかけてはけた違いに多い気がします。
これも昨年の天候の影響ではないかと考えると感染性胃腸炎が流行しているのもうなずけます。
腸も弱っていますので、胃腸のために食養生が大切ですね。
弱って時には是非お粥を食べて腹八分目にして、胃腸にも休養を与えてください。
このようなひどい咳にも漢方薬が効いて喜んでいただきました。