急に朝晩が涼しくなったので、喉が痛くなる風邪が流行りだしました。
咽喉は少陰腎経という経絡が通っているので、腎と関連があります。
おそらく急に気温が下がったために腎と肺が冷えて風邪を引いているのでしょう。
季節の変わり目には良くあることですが、今年の気温の変化にはついていけなくて体調を壊している方が多いと聞きます。
腎の冷えには塩を多めに摂取することが必要です。塩は腎を助ける働きがあります。
減塩というのは日本だけでブームになっていますが、欧米の医療機関でそのような指導をされていないようです。
私見ではありますが、東洋医学的に考えると塩は体に必要なものであると思います。
日本の医療機関でも生理食塩水を点滴のときに血液の代用品として多く使っているのを考えると矛盾を感じます。
生命は本来海から発生したと言われています。
そのため、陸に上がったものも体の中に海を保持したいと血液、リンパ液、体液などは海水を薄めたようなミネラルが入っているのでないでしょうか。
塩分を制限しすぎると気力が落ち、根気がなくなり、集中力が低下し、体が冷えやすくなると思います。
体温が低下すると免疫力が低下して、風邪やアレルギーやガンなどあらゆる病気になりやすくなります。
とにかく風邪を引かないように予防するには体を冷やさないようにすることが肝心です。
なま物は少なくして温かい鍋物などを取りましょう。