今年は早くも6月から真夏のような気温になっております。
そのため、クーラーも強くかけざるを得なくなるでしょう。
冷房病(クーラー病)と言う言葉があることをご存知ですか。
冷房病になるのは冷房で腎と胃を冷やしすぎて体調を壊すのです。
腎と胃が冷えると次のような症状が出ます。
例えば頭痛、めまい、フラフラして倒れそうな感覚、吐き気、
首筋のこり、肩こり、 背中のこり、食欲不振、下痢(朝方に多い)、
だるい、無気力感、昼間眠い、顔が張れる (特に瞼)、足がむくむ、
膝が痛い、腰が痛い、皮膚にぶつぶつと小さい赤い出来物が出るなどです。
これらの症状のいくつかに思い当たる方は冷房対策したほうが良いでしょう。
それでは冷房対策として下記のようなことを試して下さい。
お風呂はシャワーで済まさず湯船に塩を大さじ一杯入れて汗が出るまでゆっくりと (20分ぐらい)入って下さい。
更に腎を助ける食べ物には黒豆、黒ゴマ、黒砂糖、わかめ、のり、
昆布、 椎茸、麦飯、ひじき、レンコン、自然塩、小魚、煮干し等があります。
冷房も賢く使い、扇風機やうちわや扇子併用して高めの温度でお使い下さい。
汗をかくことが現代では嫌われていますが汗をかくことで皮膚から老廃物が排泄されて 肌が綺麗になります。
汗がほとんど出ないと言う女性も増えてきています。
これは東洋医学的に考えると肺や胃が冷えているか循環器系が弱っている可能性が あります。
その上、東洋医学では汗をかくことで腎の仕事が少し減り助けられると考えます。
このように汗をかくことの大切さもご理解下さい。
ただし、冷房を全て否定するわけではありません。
昔は夏の暑さで体力を消耗してお年寄りが亡くなられた事が良くありました。
冷房は便利な物ですが使い過ぎに注意して上手く夏を乗り切りましょう。
やたら最近からだがだるい、めまいがする、足がむくむなど、腎の冷えの症状が出ている方は是非ご相談下さい。