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健康コラム

子どもの病気について

子どもの病気についてNo.4 2004.12.03

今回は嘔吐について考えたいと思います。
子どもは仔細なことが原因で嘔吐を起こしますが、赤ちゃんが口からお乳をタラタラたらすような吐き方は、溢乳といって心配ありません。
また、風邪で咳と一緒に吐いたり、風邪以外の感染症の初期にも吐き気や下痢の症状があります。
吐いたあと、さっぱりとした顔つきをしているか、苦しそうかよく観察し、吐き気・下痢が治まらなかったり、腹痛、発熱、ケイレンなどを伴っているときには速やかに専門医の診断を受けてください。 
また、神経性の嘔吐というのもあります。
神経質な子どもは、嫌いな食べ物を無理やり食べさせられたり、いやな臭いをかいだり、両親に叱られたり、興奮や刺激を強く受けたとき、心配事があったときなどもしばしば吐き気を催します。
神経性のものは、家庭環境を変えたり、養育態度の改善を図ると共に、暗示などの心理療法で良い結果を見ることがあります。
そのほか、自家中毒症というのがあります。
疲労や軽い感染、ストレス、食事の不摂生が誘因となって始まります。
吐き始めるとなかなか止まらず、ぐったりしてしまい、甘酸っぱい口臭があります。
吐いた後の手当ては横向きに寝かせ、気管がつまらないようにして背中を軽くさする。
吐いた後はうがいをさせる。赤ちゃんの場合は清潔なガーゼを指に巻いて口に入れ、吐いたものを拭い取る。
しばらくは絶食させて、嘔吐がおさまって何かを欲しがるようになったら、湯冷ましを少しずつ飲ませる。

東洋医学的に考えると嘔吐は胃の熱から来る場合と胃の冷えから来る場合があります。そのほか、気の痞えなどによって起こす場合もあります。
まずは吐いた後の顔色が赤ければ、胃の熱からきたと考え、顔色が青ければ胃の冷えから来たと考えます。
胃が冷えているのに吐いた後に冷たいものを飲ませるのは避けたいですね。
とにかく、症状に驚いてパニックになることなく冷静に対応すれば大丈夫です。
日ごろから、少し心がけていればいざというときに役に立つでしょう。

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