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健康コラム

子どもの病気について

子どもの病気についてNo.1 2004.11.03

小児や赤ちゃんが体調をくずした時に昔は同居家族が多かったのでおばあちゃんや他の人に聞くことが出来たのですが、今では核家族になりお母さん1人で悩んでしまうことになります。
そこで、今回は子どもの病気に対しての話を書いてみたいと思います。
子どもの症状の中で、皆さんが一番心配されるのが、発熱でしょう。
発熱は子どもの病気を発見する重要な症状の一つで、原因のほとんどは風邪などの感染症による病気です。
子どもが平静時の体温を調べておき、その平熱より1度以上高ければ熱があると考えてよいでしょう。
その場合、熱の高低よりもむしろ発熱のパターンや全身の状態(機嫌、発疹、下痢、嘔吐など)をよく観察してください。

東洋医学的に発熱を考えると体内の実熱が多くて発熱している場合と体内に冷えが強くて虚熱から発熱する場合があります。
実熱から発熱している場合は冷やした方が良いのですが、虚熱から発熱している場合はむしろ温めるほうが良いのです。
例えば、麻黄細辛附子湯の症の場合、咽がちくちくしたりいがらっぽくて、鼻水を出したり、くしゃみをします。
その上、背中はぞくぞくして寒気があり、昼間眠たく、体はだるい、扁桃腺が腫れることも多く、小便が近くなったりします。
このような症状があり、発熱があればこれは「少陰病」といって少陰腎経が冷えて起こる風邪です。
これは明らかに下半身が冷えすぎて、その反動で虚熱が出て冷えから来る発熱ですから、冷やさず下半身を温めた方が良いでしょう。
下半身が温まると虚熱が取れて熱が下がってくるでしょう。
このように東洋医学は体の中をきめ細かく考えてそれにあった治療法を考えるということが分かって頂けましたでしょうか。

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