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健康コラム

インフルエンザについて

インフルエンザが治ってから咳が残る 2010.01.16

インフルエンザは東洋医学的に考えると体表(皮膚の周囲)が外気の影響で冷やされて、体の内部の熱の発散が悪くなり、血に熱を持った状態です。
インフルエンザが治ってからも、この熱が発散されきれずに残って不調を訴える人が最近よくご相談にこられます。
咳がしつこく出る、胸苦しい、胸のあたりがチクッと痛む、冷たい風を吸い込むと激しい咳が出る、食欲が低下したなどの症状が多いようです。
このような場合は肺に熱がこもって症状を出しているので、肺の余分な熱を取る漢方薬を飲めば楽になります。
咳がしつこく残ると喘息のような症状がでる場合もありますので、出来れば早く治されたほうが良いでしょう。
このような症状は風邪が治った後でもよくあります。
肺に熱がこもっているときは外に出て冷たい風に当たると症状がひどくなるので、冷たい空気を吸い込まないようにマスクをすることをお勧めします。
もちろん、肺に熱を持たせるタバコは症状を悪化させ治りづらくしますから、出来れば咳などの症状が消えるまで、喫煙は避けられたほうが良いと思います。
自分が吸わなくても喫煙している人のそばにいて煙を吸うだけでも良くありません。
以前に風邪がきっかけで、それから20年ぐらい咳が止まらずに血痰まで出て困っている患者さんの相談に乗ったことがあります。
もちろん病院には通院しておられたのですが、治らなくてたいへん苦労しておられました。
咳ぐらいと軽く見ないで、きちんと治療されるべきだと思います。
風邪は万病の元と言われますが、まさにその一例でしょう。
風邪やインフルエンザの熱が体内に残り、それが胃や肝に入ることもあります。
胃に熱を持つと以上に食欲が湧いたり食が細くなったりするし、肝に熱を持つとだるくなったり、怒りっぽくなる。それも漢方薬で改善します。

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