産後の肥立ちが悪いという言葉をご存知ですか。
昔は良く使われた言葉です。
東洋医学的には「妊娠産後病」という病名がございます。
例えば、産後に芯熱が残りそれが原因でめまい、のぼせ、身体のだるさが
取れないのでしょう。
これは漢方薬で比較的早くに症状を軽くする事ができます。
西洋医学的には自律神経失調症という病名がついている患者さんがたくさんおられます。
このような状態を東洋医学的には産後の病と考えます。
また、産後は血虚にもなりやすいので何となくだるい、目が疲れやすい、
頭がボートする、目の周りに隈が出来やすい、貧血ぎみ等の症状が出るでしょう。
その上、パソコン等で目を酷使すると血が弱り血虚をひどくすることがございますので御注意ください。
最後にもう一つの原因として考えられるのはオ血があります。
オ血(古血)は産後子宮の血が濁り血行が悪くなり血が滞って
子宮筋腫が出来たり、子宮内膜症になったりする事もございます。
このオ血は東洋医学的には駆オ血剤を飲むことによって治す可能性が充分ございます。
そして、これらの治療期間は患者さんの弱り方程度のよって異なりますので一概に言えませんが、
今までの経験で言えば6ヶ月から2年ぐらいで良くなっておられます。
ただ、これらの症状を治すだけでなく妊娠中のお疲れも取ることが出来ます。
2人目不妊症(続発性不妊症)のご相談を今までにも多くお受けしておりますが原因としてこの産後病が多いですね。
二人目が欲しいけどなかなか出来ないどうしてだろうとお悩みの方は是非ご相談ください。