近年、男性不妊症が急激に増えております。
そこで今回は男性不妊症について考えて見ました。
精巣で精子が作られたり、男性ホルモンが産生させられたりするのには、
卵子と同じように間脳の視床下部で作られたホルモンが脳下垂体へ行き、ここで精巣を刺激する。
精巣刺激ホルモンには2種類あって、その一つはセルトリ細胞を標的にするもの、
もうひとつはライディヒ細胞に対するものです。
しかし、精巣のほうも上からの命令を聞いているばかりではありません。
セルトリ細胞もラディヒ細胞も、それぞれホルモンを産生して、
それが視床下部や下垂体に情報を伝え、その働きを調節します。
また、下から下垂体に与えられた情報は、そこから視床下部にも伝達されます。
このように上からの命令が下に伝わり、下からの情報も上に伝達されると言うシステムになっていて、
精子を産生したり、男性ホルモンを作るなどの仕事が規則正しく行われているそうです。
ライディヒ細胞では、下垂体ホルモンの刺激で男性ホルモンが作られます。
この大部分はセルトリ細胞にいって、この細胞が精細胞を育てたり、下垂体の働きを調節する仕事を援助します。
また、男性ホルモンの一部は副性器に働いて精子を育てたり精液を作ったりします。
このように上手く働いている時は良いのですが、間脳や下垂体が命令を出しますので
ストレスがかかると上手く働かなくなるのではないでしょうか。
最近増えている男性不妊症のご相談の中で精神的な要素が大きく作用しているような気が致します。
東洋医学的には男性不妊症と言うと腎虚を考えがちですが、
それだけではなく心気不足(精神疲労)も考える必要があると思います。
漢方薬のなかには即効的に精神的な疲労を取ってくれるものも沢山あります。
さらに精力剤として有名なものもあり、
例えば鹿茸、インヨウカク、ムイラプアマ、ガラナエキス、にんにく、朝鮮人参、オットセイ、マムシなどがあります。
男性不妊症でお悩みの方は是非ご相談下さい。