今日、漢方薬の始まりの話をしましょう。
張仲景(生年不明~219)は中国の長沙の県知事のような仕事をしていた人がいました。
この張仲景が著したとされるのが漢方医学において最も重要とされている文献、傷寒雑病論(しょうかんざつびょうろん)で、書物が書かれた時は紀元後200年頃になります。
その傷寒雑病論によって張仲景の漢方が始まりました。
傷寒雑病論の序文には張仲景の親族が二十年ぐらいの間に病気(ほとんどが伝染病)で三分のⅠにまで減ってしまったのを嘆き、中国中に散逸していた漢方の医学の文献を集め、自らの治験例を加えて編纂したのが傷寒雑病論です。
つまり漢方は伝染病を治すために出てきたという事です。
今、世界を混乱に陥れている新型コロナウイルス肺炎も伝染病ですね。
今こそ、漢方薬が人助けをする時ではないでしょうか?
新型コロナウイルス肺炎だけでなく風邪もインフルエンザも初期(太陽病)のころは麻黄剤で治し、7日したら(陽明病)になると柴胡剤が効いてくるのではないでしょうか?
ただし、今は季節が春なので肝に熱を持ちやすいので7日を待たずに初めから柴胡剤が効く場合もあると思います。
何で中国は漢方の発祥地と言っているのに国民を救わないのかが不思議ですね。
コロナウイルスは肺の奥の下気道炎に入って炎症を起こしてしまうので、肺炎になり易い。
さらに肝臓にまで熱が入り血に熱を持たすので。味が分からなくなるのでしょう。
志村けんさんのひどい倦怠感もたぶん肝の熱のせいでしょう。
さらに、たばこを昔は灯に60本ぐらい吸っておられたそうです。
煙草を吸った経験のある方は気を付けた方がいいですね、現在吸っていなくても煙草を吸うと肺に熱がこもり累計本数が多い人ほど肺の細胞が炎症を起こし回復不能と言われています。
それがひどくなると先日お亡くなりになった歌丸さんのように閉塞性肺疾患COPDになる可能性が大きくなりますね。
皆様、くれぐれもタバコはご注意ください。コロナウイルス肺炎にも非常にかかりやすく肺炎の症状の進行が速くなるでしょう。