天候の不順が続いていますが皆様はお元気ですか。
なんとなく体調がすぐれないという人が増えているような気がしませんか。
高齢者だけでなく若年層にも増えてきているように思います。
慢性疲労症候群というのが最近話題になってきました。
その慢性疲労症候群とは原因不明の強度の疲労が6ヶ月以上続く病気であります。
アメリカで生まれた病名ですが、日本人はもっと勤勉な人が多いので患者数を多いのではないかと予想します。
おもな症状は身体と頭の疲労が両方とも激しく日常生活にも支障が出てくる。
疲労感以外にもたとえば微熱、咽頭痛、関節障害、頸部あるいはリンパ節の腫張、原因不明の筋力低下、思考力の低下、睡眠障害などがあり、血液検査などの全身の検査を受けても異常がなく、精神的な病気でもない場合に初めて疑われる病気である。
完治されにくく日本でも数十万人の患者がいると推定されています。
うつ病や神経症や更年期障害や自律神経失調症などと間違って認識されている可能性があります。
身体が休息を取るように脳に警告するシグナルが過剰に働くことによるのが原因と見られています。
20代から50代のうちに発病する場合が多く、患者全体のうち女性が6~7割程度を占めると言われています。
毎日ご相談に来られる患者さんの中にもこの様な傾向を見つけます。
漢方薬をお飲みいただくと1ヶ月ぐらいで元気を回復する方が多くたいへん喜ばれています。
東洋医学的に考えると血が弱り身体が冷えていることが多く見受けられます。
これらの患者さんが増えてきたのは生活習慣に問題があるのではないでしょうか。
特に食生活を日本食に近づけるように努力していただきたいと願ってます。