更年期に良く起こる症状として、のぼせ、ほてりがあります。
自然閉経や卵巣摘出を受けた婦人の65~80%はhot flashを経験します。
hot flashは通常2~4分間続き熱感および発汗発作で脈拍の上昇を伴いますが、
血圧の変動はありません。
前駆症状として頭痛に近い頭重感を覚えることが多く、
次いで顔面のほてりが起こり、頭部、胸部、全身に広がります。
時に心悸亢進を伴い、抹消血管が広がり皮膚温が上昇。体幹温度の低下が起こります。
体表温度の上昇は主観的なhot flashよりも遅れて起きます。
またhot flashは1日中まんべんなく起こります。
就寝後に発生すると目が覚めることがあり、これが不眠の訴えの原因となります。
東洋医学的に考えるとhot flashは血の道症の症状です。
不眠は睡眠薬、安定剤が効くと思っているかもしれませんが、血の道症からくることもあります。
東洋医学的に考えれば駆於血剤で治ります。是非ご相談下さい。