風邪をひいて吐き下しになったり、急にお腹の具合が悪くなり、
下痢をしたり胃が重くなったり、
便通が悪くなって困っているというご相談をよく受けます。
吐き下しは、東洋医学では霍乱病といいまして、陰陽のバランスを失い、
胃腸が食べ物をほとんど受けつけなくなってしまった状態です。
あまりこの状態が続けば寒けが強くなり、亡血のようになります。
この時に、かろうじて受けつけるのは“おかゆ”でしょう。
年末は、仕事に家事にお忙しい方が多く、
さらに忘年会やクリスマスパーティなどの宴会で夜も遅く、
お酒も多くなり身体にとってはつらい時ですから、
胃腸や肝臓にもいたわりが必要です。
一般的に漢方薬はゆっくりと効くという認識を持っている人が多いのですが、
実は胃腸が疲れたり、風邪などの急性症状は数分で症状がとれてしまうこともあり、
疲労も大変早く回復させるものもあります。ぜひおたずね下さい。