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健康コラム

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腹の張りと漢方薬 2005.11.04

今年は金運不及という運気でして,肺や気管支系も弱りますが,大腸のほうも弱り易いようですね.
東洋医学の原典である傷寒雑病論には次のような文章があります.
「心胸中大寒痛嘔不能飲食腹中寒上衝皮起出見有頭足上下痛而不可上下而不可触近大大建中湯之を主る.」
その意味は「心中や胸中に大変に冷えてひどく痛むところがあり,吐き気があって,食べたり飲んだりすることが出来ず,腹を見ると腹中が凍えるように冷たく,腹の中から外のほうにつきあげて来て,その状態は生きものがうごいて出たり,ひっこんだりして痛み,手を触れることが出来ないものに大建中湯が主治します.」となります.
最近のご相談のなかで,腹が冷えて下痢になったり,便秘になったりして,整腸剤や,便秘薬のお世話になったりしている方が多くなりました.
下痢したり,便秘したりした,すっきりと便が出ないで腹にガスがたまっているような人がいます.
このような症状はお腹が冷えている証拠でお腹を温めたりすると割りと早く治ります.
西洋医学的にはお腹が張って苦しい状態を膨満感といいます.
ではなぜ,腹が張るのでしょう?
お腹が冷えていると腸の中で食べ物の消化が悪くなり,消化不良のものがたまり,その消化不良の食べ物の中にある十分の栄養と水分とお腹の中の適度な温度で,あたかも腸内細菌を培養しているようですね.
そのお陰で腸内細菌が出したガスが大量に発生して,腸の中にたまりお腹が張って苦しくなります.
そのため,お腹を冷やすと悪いという事は分かっていただけたと思います.
冷たいもの,果物,生ものはなるべく少なくした方が良いでしょう.
特にお腹が冷え易い方は要注意でしょう

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