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健康コラム

その他

今年の天候と流行り病 2005.10.14

今年の天候はきわめて異常な状態が続いています.
気候が狂うと人間の身体も異常をきたすということがあります.
東洋医学の原典の傷寒雑病論に次の様な文章があります.
「此君子春夏養陽秋冬養陰天地之剛柔也小人触冒必嬰暴疹須知毒烈之気留在何経而発何病詳而取之是以春傷於風夏必餐泄夏傷於暑秋必病病瘧秋傷於湿冬必咳嗽冬傷於寒春必病温此必然之道可不審明之」という文章があります.
その意味は「君子(常識のある人)は春夏には陽気を養って,秋冬は陰気を大切にして養って,天地の厳しい気候,緩やかな季節に即応していくのです.
ところがそのことが分からない人は寒熱に侵されると,必ずひどい病気にかかるのです.
そのために毒烈の病邪がどこの経絡に停滞してどのような病気にかかるのかを知って,くわしく治療をする.
春に風に侵されて,すぐに病まないと夏になって,必ず下痢を起こす.
夏の暑さに侵されて,すぐに病まないと秋になって必ず瘧の病を起こすことになってしまう.
また,秋に湿気に侵されてすぐに病まないと冬になって必ず咳を発する病を起こしてしまう.
冬の寒に侵されて,すぐに病まないと春になって,必ず温病を起こしてしまうのである.
これは必ずおこすものであるから,これを明らかにしなければならない.」という意味です.
それでは今年はどんな病気が流行るのでしょうか?
今年は5月の初旬くらいから10月の初旬まで暑い日が続いていました.
このような年は人が夏の暑さにおかされたという状態になります.
つまり,夏に暑気に傷られると秋になると瘧病が流行るということでしょう.
瘧病というのはマラリアのような熱感(または発熱)と寒気が交互に来る病と指します.
さらに秋になっても湿気が多いので,秋に湿気に破られて咳が増える.
気候の状態によって人間の体調が変わるということは明白な事実なので世の中に知らせしめたいですね.

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