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冷夏と健康  2003.08.23

興味深い記事を見つけました。
今年は、春が長く梅雨明けが遅く、東日本では冷夏が予測される。

北海道は例年より雨量が少なく作物の作柄に影響が出る模様。

この気象状況は、1982年の冷夏に似通っている。

京都新聞でも台風と集中豪雨による被害を2月に予測したがその通りになってきている。
米海洋大気局(NOAA)は今年五月から六月にかけた太平洋の海面温度を分析し、

世界的な異常気象の原因となるラニーニャ現象が起こる可能性が強いと発表した。

 

ラニーニャは、赤道域太平洋東部の海面温度が平年より低い状態が続く現象。

日本では暑い夏になる傾向があり、NOAAによると大西洋でハリケーンの発生が増える。

NOAAの観測では、六月上句にはハワイ南方の赤道域太平洋中部から南米にかけ、

海面温度が平年並み以下の海域が広がった。

太平洋東部一帯では、水面下150メートル付近までの水温も平年よりセ氏1~4度低く、

NOAAは今後数カ月で、ラニーニャに発展する可能性が高いとしている。

 

一方、日本の気象庁は「海水の低温は一時的」として、NOAAの予測は否定的見解を示している。
異常高温と大雨、その一方では少雨も―。

今年5月以降、世界各地で記録的な異常気象現象が起きている。

猛暑のイタリアでは電力消費量増加から停電となり、アジアでは豪雨被害が相次いだ。

地球温暖化が一因とみられ、専門家は「異常気象は今後も増える恐れがある」と指摘している。

5月に上陸した台風は38年ぶり。

東大気候システム研究センターの木本昌秀教授は

「長期的な変動の原因の一つに地球温暖化の影響があると思う」と指摘した上で、

「21世紀は寒暖を繰り返しながらさらに気温が上昇し、最高気温を更新する地域が相次ぐ。

大雨地域がある一方で、乾いた地域には余計雨が降らなくなることもあり得る」と話している。

<京都新聞:2003年7月13日>

 

日照不足、台風上陸、関東に”やませ”……。

今年の春(三~五月)は日照不足気味で異常ずくめの天候だったことが二日、気象庁の発表で分かった。

特に五月は顕著で、太平洋側を中心に平年の80%以下。

梅雨入りを前に、農作物への影響が心配される。 三月は平年並みの日照だったが、

四月は低気圧や前線の影響を受けて全国的に曇りの日が多くなった。

このため、全国四地点で月間日照時間の少ない記録を更新した。

五月も低気圧や前線、東寄りの気流の影響で、西日本と東日本の太平洋側で曇りの日が多かった。

関東地方の日照不足と台風上陸を招いたのは、列島の北東側に張り出した高気圧による。

春は移動性高気圧と低気圧が交互に日本付近を通過し、

日本海側は晴れる日が多く、太平洋側は周期的に天気が変わる。

ところが今年は、太平洋側の高気圧が居座り、湿った冷たい空気が関東地方に流れ込んで、

やませに似た状況となり、ぐずついた。気温は三月だけ平年並みだったが、

四、五月は全国的に高温で推移。

北海道の北部、東北の日本海側の一部、九州の一部では平年を1.0度以上、上回ったところがある。

降水量は、四月から五月にかけて低気圧や前線の影響を受けた西日本で多かったが、

北日本と南西諸島では少なめ。(日本農業新聞)
参考:政経調査会関西支部

 

このように当分の間は異常気象が続きそうです。
天候によって人間の体調は左右されます。
3月から5月の本来は春の陽気は満ちるときなので身体に陽気をためていく大切な季節です。
このときに天候の不順で日照時間が減少すると体が著しく冷えやすくなることになります。

その上、冷夏の影響が心配されます。
今年の秋から冬にかけては冷えが原因の病が多くなるでしょう。
今から、陽気を身体にためて少しでも冷えに対する対策をとる必要があるでしょう。

 

冷えに対する対策
① 朝は早く起きて朝日を浴びる。
② 冷たいものは夏でも控えめにする。
③ 生姜、にんにく、山椒などの香辛料を摂取する。
④ 適度な運動をする。
⑤ シャワーだけでなく湯船になるべく浸かって汗をかく。
⑥ 生ものは控えめにする。
⑦ 果物、白砂糖の取りすぎに注意する。
⑧ 海水浴をする。

 

このほかにも色々することはあると思います。
冷え性でお困りの方、是非お早めにご相談ください。

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