皆様、お元気ですか。風邪が流行っているようですが大丈夫ですか。
今回は歯科領域と漢方薬を考えてみたいと思います。
漢方薬と歯は縁がなさそうに思われますが、
実は口の中の健康を守ると考えると色々と治すことが出来ます。
今まで私がご指導したのは歯槽膿漏や歯肉炎等の歯周病、知覚過敏、口内炎、舌炎等いろいろあります。
先日も歯茎が痛くて4年も困っておられた方がこの記事を見てご相談に来られました。
そして、あまりに長く症状が続きなかなか治らないので
ご本人も先行き不安になり鬱傾向まで出て精神科のお薬まで飲んでおられました。
お話を聞いている私まで苦しくなるような状態でした。
その患者さんは胃腸が弱く冷えやすいのでその胃腸を温める漢方薬をお飲み頂く事にしました。
あまりに辛そうなので店頭でお飲み頂きましたら
直ぐに温まり始め歯茎にジワッと効いてくる感じがすると言われ
10分ぐらいしたらどんどん痛みが消えて凄く楽になってこられました。
本当に嬉しいが信じられないというお顔が今でも忘れられません。
漢方薬の守備範囲は広くいろんな病気や症状に聞くことがあります。
それから、歯茎の痛みといっても冷えばかりではなく芯熱による腫れが原因の場合もあります。
その場合は全く異なった漢方薬を使うことになります。
ここが漢方薬の難しいところでありまして同じような症状であっても全く反対のお薬を使うことがあります。
したがって、漢方薬を選ぶには
詳しく患者様の症状、体質、生活習慣、生活環境など色々なことが関係することがあります。
なかなか治らなくて困った、お口の中の症状がございましたら一度ご相談ください。