最近、20代30代の若い人の中に高脂血症といわれている方が増えてきました。
動脈硬化という言葉は一般的になりどなたも御存知の事と思いますが
なぜ起こるのかという原因についてはあまり知られていません。
先ず、動脈硬化には3つのタイプがあります。
(1) 粥状硬化(別名 アテローム硬化) 血管にこぶが出来る心筋梗塞や脳梗塞のタイプです。
(2) 中膜硬化 動脈の石灰化によるもの
(3) 細動脈硬化・小動脈硬化 脳や腎臓の中型・小型の動脈や細動脈に起こり、
高血圧と関係する動脈硬 化です。
さて、動脈硬化はいかにして進行するか。
本来、血中のLDLは「LDL受容体」により細胞内に取り込まれ、
細胞を構成する成分となったり、エネルギーとして使われます。
ところが、血中にLDLが増えると、LDL受容体がそれを細胞内に収容しきれなくなります。
すると、余分なLDLは血管の一番内側の内皮細胞の隙間から内膜に入り込みます。
このLDLが活性酸素によって酸化され、「変成LDL」となります。
「変成LDL」になると、各組織の細胞で構成成分になったり、
エネルギーに 変換される事が出来なくなります。
この「変成LDL」をマクロファージが取り込んで自信が変性化して泡沫細胞となります。
泡沫細胞は増え過ぎると血管の内膜を持ち上げ血管壁はもろくなり
血管そのものが弾力性を失って硬くなってしまいます。
このようにして動脈硬化のなぞは解けましたが、活性酸素が原因となるわけです。
活性酸素を減らすのに良い漢方薬が在りますので是非ご相談下さい。