3月29日の中日新聞に非加熱製剤投与に関して厚生労働省の発表がありましたが、皆さん見られましたか?
1972年から1988年までに入院した患者さんに対して非加熱製剤を投与され、
数百人がC型やB型肝炎ウイルスに感染した恐れがあるということでした。
全国803医療機関の名前も公表しておりますので、
ご心配の方は厚生労働省医薬局血液対策課にお問い合わせ頂いたら如何でしょう。
TEL 03-5253-1111 (内線:2730~2732) FAX 03(3507)9064
仔細についてはここでは省かせていただきます。
詳しくは29日の新聞か又は厚生労働省のホームページをご参照ください。
最近、肝炎の患者さんが増加しているので、関心が高まっている時にショックなニュースでしたね。
ではC型、B型肝炎について簡単に説明したいと思います。
C型肝炎とはC型肝炎ウイルスが血液によって感染する病気で、
慢性肝炎から肝硬変、肝臓ガンへと進むことが少なくありません。
推定では、日本人の中で200万人以上と言われています。
母児感染、性行為感染のほか血液製剤の投与や輸血、手術、注射などの医療行為のほか、
麻薬や覚せい剤の注射による回し打ちなどでも感染します。
感染の大半は40代以上で、輸血時の検査が可能になった1990年代以降の新たな感染はほぼ無くなったと言われています。
B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによる母子感染が中心ですが、
30代以上の場合医療行為による感染もあります。
感染者は150万人前後と推定されます。
慢性肝炎から肝硬変、肝臓ガンと進む人もいますが、発病しない人が大半です。
実は私も何人かのC型、B型肝炎の患者さんをご指導しております。
肝炎の患者さんは、今後もますます増えるのではないかと思います。
東洋医学的に考えると肝臓を悪くする要因としてストレス、夜更かし、暴飲暴食があります。
肝臓は大切な臓器ですからくれぐれも大切にしてご養生ください。