立春を過ぎて少しづつ陽気が盛んになり、春を感じられるようになりました。
気温の変化がめまぐるしく風邪を引いておられる方が多いようですが皆様は如何ですか。
さて、今回は春先に登場する身近な食品の効能について考えてみました。
ワラビは身近な食品で、皆様ご存知と思います。
まずワラビは葉、茎、根の全てが利尿、消炎、解熱作用があり、
腫れ物、創傷、尿の出の悪い時に飲んで効果があると言われています。
食品として食べる時にはあく抜きをすることは必要です。
何故なら、アク抜きしないで多食するとビタミンB1欠乏症になります。
ワラビ粉は滋養強壮作用があり解熱剤としての効果まであるそうです。
インドではその根を下痢止めにし、欧州では民間薬の虫下しとして、共にゆでて食べています。
次にワカメは褐藻類昆布科の植物で早春から6月までに採集された若い物を食用に使うので若布と言います。
ワカメにはヨード、カルシウム、と言ったミネラル分、ビタミン類を豊富に含み、
昆布と同様に便秘の解消、骨歯の強化、髪のつやの増進、
利尿作用による浮腫の除去、血圧効果作用による高血圧と予防と敢然、
血栓が出来るのを防ぐなどの数多くの効用を持ちます。
カルシウムの含有量は100グラム中960ミリグラムと昆布より多く、
お年寄りや成長期のお子さんや妊婦さんには是非食べていただきたい食べ物です。
しかも良質の繊維質をサツマイモと同じくらい含んでいるので便秘の解消に良く女性の美容にも最適です。
ワカメに限らず、ひじきなどにも便秘に良く酒の肴に良く出るモズクなどは血栓を予防、改善してくれますし、
むくみ取りにも優れた効果をもっています。
このように普段食べておられる食品にも効果のある物がたくさんあります。
漢方薬の材料の中で食品として使われている物としては生姜、紫蘇葉、はと麦、 山芋など色々あります。
私は漢方薬というのは食養生の延長線上にあると考えます。
従って、お体に合った物をお飲みいただければ副作用も無く全く安全な物を思います。
漢方薬は妊婦さんにも赤ちゃんにもお体が弱ったお年よりにも安心してお薦めできます。
元気のない方には健康維持をしたりする漢方薬もありますので是非御相談下さい。