痔は日本人の国民病といわれるほど多い病気であるにもかかわらず
人に言えなくて密かに悩んでおられる大痔主の方はおられませんか。
場所が場所だけにあまり人に相談しにくくてかなり悪化してから病院の門をくぐることが多いそうです。
「恥ずかしさ」ばかりではなく「手術といわれるのではないか」と不安が先に立ち
なかなか診察を受ける勇気が沸いてこないとお聞きします。
妊娠を経験された女性にもかなり多いようです。
女性の大きな悩みの一つと考えられますのでこんかいのテーマにしました。
では実際に痔にはどんな種類があるのでしょう。
○内痔核(はしり痔)・・・・・・・ 痔の中でも最も多い代表疾患です。
門脈に繋がる直腸静脈にかかる重力や排便時のいきみ、妊娠出産などの腹圧が原因で
校門と直腸の境である歯状腺より内側に出来たうっ血のことです。
一般に寝ているときに比べ排便時ではその15倍から30倍の不服圧になるといわれており、
便秘などを起こすと、更に大きな負担がかかります。
肛門が閉じたときに外に出た状態(脱肛)になると痛みが強くなります。
○外痔核(出痔)・・・・・・・ 歯状腺より外側に出来た痔核で、肛門の外部に出来るので痔核が外から確認できます。
内痔核と同様いきみが原因で一般に静脈がうっ血して起こります。
皮膚に出来る血豆ですので痛みもあります。 裂肛(切れ痔) 減肥などで排便時に固い便が肛門を通るときに
歯状腺より外側に擦り傷が出来ることで起きる。
○痔ろう(穴痔)・・・・・・・ 下痢などで歯状腺に大腸菌などが感染し「肛門周囲炎」が起こり、
更に化膿が起こり膿が肛門のさまざまな組織に広がり「肛門周囲膿瘍」を起こします。
そこで東洋医学的に考えると「痔」は小腸の芯熱が原因と考えます。
つまり血に熱が集まり小腸に芯熱が溜まった状態と考えます。
そのため、血に熱を持たせるようなことが極力避けたほうが良いでしょう。
「痔」の人によく言われる注意として有名な物は下記のとおりです。
1.肉とか脂っこいものばかり食べていないで野菜を食べなさい。
2.お酒を飲みすぎてはいけない。
3.チョコレート、餅などエネルギーの強いものばかり取ってはいけない
これらの全てが血に熱を持たせる原因になります。
このようなことに心当たりのある方は気を付けましょう。
漢方薬で痔は治す事が出来ますのでお気軽に御相談ください。