年末年始は忘年会、新年会で暴飲暴食になりがちですね、皆様は如何でしょうか。
最近、健康診断で肥満、コレステロールを抜き、第1位が肝機能異常だそうです。
脂肪肝が増加すれば肝臓病が国民病になりそうです。
それでは脂肪肝とはどうして起こるかと言いますと次のようなからくりがあるようです。
肝臓は栄養素を身体の役に立つように作りかえて全身に送り出す。
其のときにあまった栄養素は、脂肪の形に変えて蓄えられます。
しかし、暴飲暴食が続くと栄養分を処理できなくなり
肝臓に脂肪が必要以上に増えてしまい脂肪肝になってしまう。
また、無理なダイエットも脂肪肝になる原因です。
一度、ご心配な方もおられるでしょうから肝臓の疲労度をテストしましょう。
次の中からご自分に当てはまるのをチェックして下さい。
・脂っこいものが急に食べられなくなった。
・疲れやすく、この頃変にだるい。
・おならが頻繁に出るようになった。 やたらと身体がかゆく、傷になるほどかかないとすまない。
・ 最近、物忘れが激しい。
・手の震えが目立つようになった。
・手のひらが尿に赤い。
・ちょっとした傷でも、血が止まらない。
以上の中で4つ以上思い当たる方は御注意ください。
東洋医学的に考えるといろんな病気の中で柴胡(漢方薬の生薬)の症のある方がかなり増えてきています。
柴胡は肝臓の芯熱を取って肝臓の血流を良くしてくれるありがたい生薬です。
此れを必要としている方が増えていると言うことは肝臓の血流が悪くなっている方が増えている証拠のようなものでしょう。
ますます此れからが環境も汚染され食品も汚染されてくるので
体内の血液の解毒にとって大切な働きをする肝臓がさらに負担が大きくなるだろうと予想できます。
<肝臓の疲労回復法>
・夜は早めに寝る(PM10時からAM2時までの睡眠が大切)
・ご飯を1日三回食べる(米の良質なたんぱく質は胃腸の弱い日本人には大変吸収しやすい)
・お酒は控えめにする。
・イライラして怒らない。(東洋医学では怒りを貯める臓器が肝臓と考えます)
・酢の物を少し食べる。
肝臓が疲れてきたと感じる方はお体を休めてお早めにご相談ください。