読者の皆様は無月経という言葉を御存知ですか。
無月経とは西洋医学的には半年以上生理が無い場合を指します。
最近、生理不順の女性が増えております。
特に若い女性に多いような気がします。
私が一番気になるのは食事の事です。
生理不順のひどい患者さんはご飯よりもパンや麺類の好きな方が多いようです。
パンや麺類を食べる事は良いのですが、米と同じで炭水化物に関しては素早く吸収します。
しかし、小麦の蛋白質はグルテンといって日本人の胃腸は非常に消化吸収が苦手のようです。
従がって、米を1日に三回食べていないと蛋白質の不足が生じ元気な血が作れなくて
血虚の状態になると思います。
血虚とは血の働きが悪く栄養も運べず酸素も運べない状態になり、
活性酸素が全身に 出来る状態になります。
この状態は貧血にもなり易いでしょう。
東洋医学的に血を沢山必要とする臓器である子宮ますます働きを失い最終的に無月経 になる事もあります。
このような深刻な事態になってもあまり気にして居られない方があります。
なぜなら、周りにも沢山の生理不順の方がいるので自分が特別に感じられないのでしょう。
不妊症のご相談の方の中にも無月経の患者さんが少しづつではありますが増えてきました。
これは女性にとっては大変重大な事で少しでも早く治さないと
生理の無い期間が長くなれば なるほど治る期間が長くなります。
最近も無月経の患者さんが治りましたが実に治療に2年以上かかっております。
何と3年以上かかる事もありますので半年以上生理が無い方は是非ご相談下さい。