月経とは西洋医学的には
「一定の周期をもって反復する子宮内腔からの出血」と定義されます。
分かりやすく言うと子宮内膜がはがれて出血するのが月経です。
子宮内膜は、もともとはごく薄い膜に過ぎませんが月経が
終わって卵巣から卵黄ホルモンが分泌されると次第に厚みを増し、
おおよそ10ミリほどの厚さになります。
卵巣から排卵が起こると卵巣の中に黄体という組織が形成され
黄体ホルモンが分泌されます。
この粘液こそ受精卵が子宮内膜にうまく接着し
妊娠が成立できるようにする環境を整えるためのものなのです。
妊娠しなかった場合は黄体ホルモンの分泌が減ってきて
子宮内膜がダメになりその一部がはがれて出血が起こります。
このように子宮内膜がひどく弱っていると体外受精で受精卵をもどしても
妊娠しづらいということになると思います。
内膜は粘膜ですから東洋医学的に考えると、血虚の方は弱いでしょう。
血虚を治せば妊娠する可能性はずいぶん高くなるでしょう。
気になる方はお気軽にご相談下さい。