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健康コラム

冷えについて

冷え性と筋肉の関係  2012.03.03

今年は木運大過という運気で肝にトラブルが起こりやすい年です。
2月4日立春になってもなかなか暖かくならなかったので、冷えが奥深くまで入り込み肝が冷え、厥陰肝経の気が流れるところに問題が起こってきます。
肝が冷えてくると、肝が支配している筋肉も冷えて筋肉のこわばりが出てくる。
厥陰肝経に関連して特に脇腹と鼠径部(足の付け根)に痛みが出やすくなります。
冷え性の女性は厥陰肝経が冷えると子宮の奥深くまで冷えて生理不順を起こす可能性があります。
その他にも症状としては肩が痛くて腕が上がらない、肩や首筋の横がこる、脇腹が痛い、腰が痛いが痛いなどがあります。
春になるまでは冬の冷えが強かったので少陰腎経のところにトラブルを起こすことが多かったのです。
少陰腎経に関係する症状は、首筋の後ろのコリと痛み、背中のコリと痛み、腰のコリと痛み、ふくらはぎと足の裏のコリなどがありました。
春は当然温和の気が天地一杯になって暖かいはずなのに大変寒い。夏の時期は暑いはずであるのに大変涼しいなど季節に合わない気候が原因となって起こる病を
東洋医学では「時候の病」といいます。
まさに今年の春は「時候の病」を起こしやすくなっています。
そこで、春は5月5日立夏までなので、その日まで肝に負担をかけないように心がけていただきたいと思います。肝が弱ると甘いものが欲しくなり、イライラしや
すくなり、焦りが出て落ち着きもなくなります。
このようなときは午後10時を過ぎたらなるべく早めに寝るとか適度な運動をして筋肉の血流をよくする。
私が皆様にお薦めしているのが、皆様がよくご存知のNHKのラジオ体操です。
世間での評価はイマイチかもしれませんが、わずか5分以内に出来る全身の筋肉を動かす素晴らしい運動です。
食べ物もカボチャ、ニンジン、ハチミツなどの自然の甘味のあるものが良いでしょう。
後は冷たいもの、果物、ジュース、生野菜、アイスクリーム、コーヒー、牛乳・乳製品などは控えめにしてください。
厥陰肝経を温め症状を改善する漢方薬はありますので、是非ご相談ください。

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