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健康コラム

冷えについて

今年は肝臓を大切に 2007.01.13

今年の運気は木運不及といいます。
東洋医学では木性に属する臓器は肝臓と考えています。この肝臓が弱りやすい年ということになります。
それでは肝臓という臓器はどんな働きをしているのでしょうか?
食物の消化を助ける胆汁を作って十二指腸に流して、脂肪の消化を助けます。 そのほか、炭水化物の代謝・脂質の代謝・蛋白質の代謝・解毒作用・グリコーゲンの貯蔵とブドウ糖の合成などの多種類の働きがあります。
この大切な肝臓の病気には肝炎、脂肪肝、 肝硬変 、肝癌などにあります。
肝炎にはウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬剤性肝炎、自己免疫性肝炎、胆道疾患に伴う肝炎があります。
簡単に解説するとウイルス性肝炎は肝臓に肝炎ウイルスが住み着くことによって引き起こされます。日本人の肝臓病の約80%はウイルスによって引き起こされています。
アルコール性肝炎はアルコールが何らかの原因で分解されずに肝細胞を破壊して炎症を引き起こしたもの。
薬物性肝炎には薬物の直接作用による肝炎とアレルギーによるものがあります。前者は抗がん剤や解熱・鎮痛剤などが原因です。後者は薬物の代謝産物が高分子化合物と結合することによって抗原性を獲得し、それに対してアレルギー反応が起きるものを指します。自己免疫性肝炎とは正常な肝細胞の細胞膜に対する免疫応答によって、肝組織が傷害され、炎症が引き起こされたものです。
胆道疾患に伴う肝炎:胆管炎などの胆道疾患によって引き起こされる肝炎もあります。発熱、悪寒があるほか、黄疸、肝腫大を伴うことも多いです。
このように大切な肝臓が弱ったとき、東洋医学では肝に問題が生じたときには、どのように治すのでしょうか?
まず一つ目は肝臓に芯熱があるのでそれを取ることで治すという治療法があります。
二つ目は肝臓の病が相克の関係にある脾に影響を与えていることを考えて、脾を実しさせることで肝臓を助けるという方法もあります。
酸味の薬が肝の働きを補い、苦味の薬が肝の働きを補い、甘味の薬が肝の働きを助けます。
つまり甘味の薬は脾を実しさせることによって肝を助けるということになります。

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