読者の皆様お元気ですか。
5月6日(立夏)が過ぎてから急に暑いぐらいになってきましたね。
しかし、まだまだ朝晩は冷え易く油断をすると風邪を引いてしまいます。
このような時に冷えから、少陰病という病にかかり咽痛が出ます。
その時、東洋医学では甘草湯か桔梗湯を使います。
甘草湯は甘草2gを水120gで煮て60ccになるまで煎じて滓を取り1日に回に分けて服用する。
少し位の冷えとか声を使いすぎて声がしわがれた時に良く効きます。
例えばカラオケなどで一時的に声帯を使い過ぎてしまった時によいでしょう。
桔梗湯はもう少し冷えが強い時に使われます。
桔梗は辛微温です。
桔梗の辛温が温めるのは皮膚の少し深く血脈に近いところに気のうっ帯を起こし
なかなか発散でき難いところです。
咽がなんとなくいがらっぽい時、咽はヒリヒリする時などにもよく効きます。
今年は土運不及の年で脾(消化器)の働きが低下しているので風邪も引き易くなっております。
夏風邪はしつこいと申します。
咽がちくっとした時にもう既に風邪になろうとしていますから
その時点で早めにご相談頂ければひどくならずにすみます。
それから、最近よく聞く話で風邪がなかなか治らないという事です。
大人ばかりでなく小さなお子さんも治りづらく困っておられる方が増えてきたようです。
せっかくお薬を飲んでもなかなか治らないのは自然治癒力が弱くなってきたのでしょう。
私が最近皆様にお勧めしているのは自然治癒力を高め、
病気になり難く風邪を引いても直ぐ治るお身体になって頂く事です。
お心当たりの方は是非ご相談下さい。元気を回復するお薬があります。