都会では夜中まで子供が遊んでいると言う話を聞いた事があります。
子供にとって、睡眠は成長と深く関連があります。
昔から「寝る子は育つ」と言われていますね。
睡眠と成長ホルモンの密接な関係は生後まもなく確立し、生涯に渡って継続 するそうです。
睡眠中に脳下垂体から成長ホルモンが分泌されるという現象は、生後3ヶ月 の頃に既に認められます。
やがて、成長ホルモンは熟睡、すなわち深いノンレム睡眠の時に集中して分泌されるようになります。
熟睡と成長ホルモン分泌とが連動するようになるのです。
これがちょうど4歳から5歳ぐらいの頃です。
幼児期の睡眠には深いノンレム睡眠が多い事が際立った特徴で、熟睡量が一 生のうち最も多くなります。
多量の熟睡が成長ホルモンの大量分泌を支えているのです。
成長ホルモンは成長期の子供の骨を伸ばし筋肉を肥やします。
それゆえ、子供を熟睡させる事は体の発達のためにはきわめて大切な事です。
成長ホルモンは大人でも寝入りばなの深いノンレム睡眠の際に分泌されています。
しかし、もはや大人では体を成長させるという役割はありませんが
体の回復 ないし修復に重要な役割を演じています。
漢方薬などを飲み始めて急速に体が治り始める時に凄く眠たくなる事が時々あります。
これも漢方薬が効いて自分の体を少しでも早く治そうとするための働きなの でしょう。
体の中で起こる神秘的な働きは私達人間の考えがとても思いつかないほど奥が深い働きが仕組まれています。
子供にとって重要なのは毎日規則正しく寝起きを繰り返すことです。
特に赤ちゃんの場合、生後数ヶ月の間に一日を単位とする生体リズムが作られます。
そして、以後の幼児期の規則的な生活を体験するかどうかで、
自然界の中やリズムと同調できる健全な社会生活が維持できるかどうかが決まるそうです。
睡眠についてお困りの方は良い漢方薬がありますので是非ご相談下さい。