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健康コラム

不妊症について

不妊症と食生活 2011.03.05

今年は何時までも寒いので身体が冷えて体調を崩してくる方が多いです。
たとえば、足腰が痛む、胃腸の不調、生理の不順、おりものが急に増えた、尿が近い、尿が漏れる、肩こり、頭痛などがあります。
女性は特に冷えによってお体の具合が悪くなることが多いので、気をつけていただきたいと思います。
寒さが一番こたえるのは東洋医学的に考えると腎、膀胱、生殖器系などです。
不妊症が近年増加傾向にありますが、私が考えるに食生活を含めた生活スタイルに原因の一部があると思います。
昔、女性は下半身を冷やしてはいけないとくどいくらい言われていました。
この知恵は長年にわたる生活の中から導かれた結論ではないでしょうか。
東洋医学では女性は陰、男性は陽と考えています。
陰のエネルギーが多い女性は冷えやすくなっていますから、日ごろから冷えることはなるべく気をつけたほうが賢明でしょう。
現代的な服装にその知恵が必ずしも生かされているとは限りません。
ただし、最近になって流行ってきたヒートテックの下着や湯たんぽや使い捨てカイロを使って身体が冷えることを防ごうとする意識が出てきたことが喜ぶべきことだと思います。
日本の伝統と文化は縄文時代からの数千年の歴史の中で培われた素晴らしいものです。
その文化が戦後の日本の大きな変化のときから、急に母親から娘に伝承されなくなったのがたいへん残念です。
1977年2月にアメリカの議会で「栄養と所要量に関する上院特別委員会」によるマクガバンレポートが報告されました。その中で最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事であると明記されています。
食生活の変化は人間の身体を確実に変えて生きます。
戦前の日本人は一人の母親が10人近くの子供を産むことが珍しくなかったのに急に子供の数が減ってきました。
私は不妊症が増加してきた大きな原因はここにあると確信しております。
不妊症の患者さんにも食生活などを含めた生活をご指導しています。

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