日本の少子化はますます深刻になるばかりで、
将来の年金制度まで不安視されています。
元気な子供がたくさんいる社会は活気があります。
60年ぐらい前の日本も子供がたくさんいて社会に元気があふれていました。
団塊の世代と呼ばれた世代の人たちは人数が多く、競争が激しく、
大変な一面もありましたが、たくましさを感じますね。
これからの日本もたくさんの赤ちゃんが生まれて活気が出て欲しいと思います。
不妊症の治療法はどんどん進歩してきましたが、不育症に関しては研究段階なのでしょうか。
せっかく、妊娠されたのに流産したり、妊娠中のトラブルで
早産になり亡くなられるケースもあり、大変残念なことです。
東洋医学には妊娠病という病名があります。
東洋医学の原点である傷寒雑病論には妊娠中の色々なトラブルを治す方法が解説されています。
その中に流産しそうになった妊婦さんを助ける漢方薬があります。
この薬は妊娠中に急に透明な下り物や白っぽい下り物などが増えてきて、
急にお腹が痛くなったりする時に、子宮を温めて胎児を養う力を増す働きがあります。
私も今までたくさんの妊婦さんやこれから妊娠しようとしている女性にお勧めしてきました。
最高6回流産をしたという患者さんをおふたり(別々の時期に来店)指導したことがあります。
過去の流産の経験からのトラウマになっていて、妊娠自体を躊躇する傾向があります。
でも、せっかく妊娠する可能性があるのだから、体作りをして着床して胎児を育てる力を強化しましょう。