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健康コラム

不妊症について

排卵障害とストレス  2002.06.22

卵が育たないとか育っても排卵しないのが排卵障害です。
女性不妊症の約4分の1を占める不妊症の大きな原因の1つだそうです。
女性ホルモンの分泌や排卵の有無を読み取るために欠かせないものが、基礎体温です。
低温期の間に卵が大きくなり、低温期と高温期の境目で卵胞から卵が飛び出し、排卵が起きます。
その後は卵胞の殻が黄体に変わって体温の上昇させ高温期を迎えます。

 

通常、月経周期は26日から35日と言われていますが、厳密には28日周期が理想です。
生理周期が長くても低温期が長くなってくるだけです。
そして、基礎体温表は二層式になっていないと排卵していない疑いがあります。
基礎体温表も二層式で成熟した卵を排卵し、LHという黄体ホルモンのチェックなどで脳下垂体からうまくホルモンが循環していることがわかれば問題はありません。
二層式であっても、排卵がうまくいかなかったり、排卵していても卵が成熟していない場合があります。
これはホルモン異常によるものがほとんどです。原因の1つに神経中枢の異常による「性腺刺激ホルモン分泌障害」があります。
性腺刺激ホルモンとは間脳の視床下部から刺激を受けて、脳下垂体が卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンをどんどん放出させるホルモンのことです。
しかし、視床下部から指令が出ないと性腺刺激ホルモンを分泌しないし排卵も起きません。
過激なダイエットをすると視床下部の中の食欲中枢に支障が起きて、脳下垂体にまで影響を及ぼし、排卵が起こらなくなります。
また、極度のやせや肥満、ストレス、甲状腺機能障害も大きく関係しています。

 

このように近年、排卵障害が増加している原因として私が考えるのは精神的なストレスによって視床下部が影響を受けているのではないかと思われます。
毎日の生活の中でストレスを溜め込まないで希望を持って明るく楽しく生活することを心がけたいと思います。

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