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健康コラム

不定愁訴について

めまいやたちくらみの改善 2010.07.17

今年は天候の不順で気温の変化が激しく自律神経の働きが乱れやすくなっているようです。
めまい、立ちくらみの不快な症状を訴えてご相談いただくことが例年に比べて格段に増えています。
東洋医学的に考えるとめまいの原因には主なものには以下の3つがあります。

 

1.水毒:水分の巡りが悪くなって、頭に水がのぼりめまいや耳鳴りを起こす。水毒を治すには主に茯苓を配合した漢方薬を飲むことを薦めます。
茯苓などの働きで体内に溜まっている余分な水分を排泄することで症状を改善する。

 

2.肝の熱:肝の芯熱が頭に上ってのぼせが起こり、めまいや耳鳴りが起こる。このような人には肝の芯熱を取る漢方薬を薦めます。

 

3.血:血虚または悪血が原因でめまいや耳鳴りを起こすことがある。
この中で今年多いのが2番の肝の熱によるめまいです。
めまいで医療機関に通って治療をしていただいても、思わしくなくほとほと困っておられる人は多いように想像されます。

 

産後の熱が残っていて、数年から数十年経ってから症状が出てくることもあります。
お産から、10年以上経って産後病といってもすぐにはご理解が得られません。
しかし、経産婦には意外に多いという事実が世間に知られていません。
私はそのような状態の患者さんをたくさん見つけ漢方薬をお飲みいただくことでたいへん喜ばれています。
最近も60代と50代と30代の女性がめまい、ふらつきがひどくて何年も困っておられるという方に産後の芯熱を取る漢方薬をお飲みいただくことによって2,3ヶ月でずいぶん調子が良くなり、大棗喜んでいただきました。
今年の気温の変動によって、体内に潜んでいた産後の芯熱が出てきてしまったのでしょう。

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