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健康コラム

咳について

心が弱って咳が出る 2008.06.07

今年は火運大過という運気なので、心が弱りやすく血に問題を起こしやすくなっています。
心が弱って咳が出るということがあるのですが、ご存知ですか。
何故なら、心が弱ると心と肺のバランスが悪くなり、肺の気が高ぶって咳が出ることがあります。
そのとき、心が弱っているので脈は遅くかつ脈が飛ぶことがある。
出る咳も力強い咳ではなくケッホ、ケッホという少し力が抜けた様な変な咳になります。
この咳は通常の咳止めが効きづらく、意外に長引くことがあります。
なかなか止まらない咳、痰の出る咳、動悸がしたり、胸苦しくなったり、手足がほてって寝苦しい、背中の痛み、声枯れなどの症状のいくつかがあるときは疑うべきでしょう。
このような症状が過労から来る場合があることを覚えておいて欲しいと思います。
漢方薬の原典である傷寒雑病論に次のように書いてあります。
要約すると「肺萎の病は上焦の芯熱のせいで、粘りのある痰をだして、胸にも熱がこもり息苦しい者、寝ても取れない疲れを貯めた人が血も弱り、汗が出ることで胸苦しくなって、心が弱り、脈が乱れ、普段と同じようにしているが、相当心が弱っているので、100日も経たずに危なくなるということです。
このような人に復脈湯が良いでしょうということです。」
ここで言う、肺萎が起こる原因は汗が出すぎて嘔吐したり、やたらと喉が渇いて、その上に小便の回数が多く出るため、あるいは大便の出が悪いため下したために、虚弱の人または無理のしすぎて生じたるもろもろの病に使う漢方薬があります。
肺萎の病と心の弱りは関連があります。
長年にわたって、心の疲労が蓄積して、心臓が肥大することもあります。
今年は心の疲労が蓄積して、体調を崩す人が多くそのご相談を受ける機会が増えています。
心労は目の疲れ、肩の凝り、頭痛、食欲不振、軟便、下痢、動悸、不眠、気分の沈みがち、気が落ち着かない、めまいなどを起こします。
取り越し苦労は心労につながりますのでご注意ください。

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