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健康コラム

不妊症について

男性不妊症の問題点 2003.02.01

不妊症は、男女のどちらかまたは両方に原因があります。
不妊症の場合は、夫婦同時に検査される必要があるでしょう。
すでに欧米では、男女同時に生殖機能を検査し治療できるような

「男女不妊科」とも言うべき独立した診療体系が確立され成果を挙げているそうです。
しかし、日本では不妊夫婦を同時に診療できる施設がほとんど無いようです。
女性は婦人科、男性は泌尿器科と別々に分かれています。
不妊症の夫婦は、現在10%に上ると言われています。
また、男性側不妊の責任率が50%ぐらいといわれています。
男性不妊症の原因には、多くの報告では、

90%以上が精巣の造精機能障害で、

その他には、精子の輸送路の通過障害(閉塞性無精子症)、

精巣上体・前立腺・精嚢などのいわゆる副性器の炎症や機能障害や先天異常などがあります。

 

最近、男性の不妊症に対する認識が変わってきたようです。
男性不妊症でご相談される患者さんが徐々に増えてきています。
従来は腎虚を治す薬が使われることが多いようです。
病院で男性不妊症によく使われる漢方薬としては八味地黄丸、

牛車腎気丸、桂枝加竜骨牡蠣湯、補中益気湯、十全大補湯などがあります。
私が考えるに、男性不妊症は、ダイオキシンに代表される環境ホルモンとか、

肉牛、乳牛、鶏、豚に与えられる飼料に混ぜられた女性ホルモンも

造精機能を低下させる原因になっているのではないかと思います。

 

したがって、これらの原因が造精子の組織を冷やしてしまうのではないでしょうか。
そのため、男性不妊症を治すためには、下半身を温める色々な漢方薬を必要とする方が増えてきていると思います。
冷えは女性特有の現象と考えられていると思いますが、実は最近の男性は意外に冷えています。
不妊症だけでなく他の疾病のご相談においても男性の冷えが問題となって来ました。
先日に出した記事の「坐骨神経痛と漢方薬」を見て

ご相談に来られた老齢の男性数人は、皆冷えから坐骨神経痛を発症していました。
これからは男性も冷えを注意する必要があると思います。
男性不妊症でお困りの方は是非ご相談ください。

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