突然のお話で驚かれるかもしれませんが、毎日の相談を受けていて切実に思うことであります。
最近、日本人が米を食べなくなったと良く聞かれます。
しかし皆さんは米のご飯は主食であり、おかずが副食という事はご存じですね。
米は穀類の中で一番日本人に馴染みの深いもののはずです。
小麦は乾燥した土地に生育し、米は湿気が多い土地で生育します。
日本は湿度が高いので気候風土に合った穀類は米でしょう。
したがって日本に住んでいる以上、米中心の食生活が一番合うと思います。
もちろん欧米在住の方は乾燥した気候風土ですから小麦が合います。
小麦は東洋医学的に見ると客熱を除き煩渇咽燥を止め
小便を利し肝気を養い漏血唾血をとどめ妊娠し易くする。
さらに肺の働きを良くします。
以上のように穀類は大変消化が良く東洋医学的に見て消化器系を養う大切な食べ物です。
朝食抜きの方が増えておりますが、ぜひ朝からご飯(欧米の方は小麦)を食べて下さい。
米には一割弱のタンパク質も含まれ、バランスがとれておりますので、
後は少しのおかずでVB1とカルシウムをとれば良いと思います。
米からはきれいな血が出来るので貧血になりにくいと思います。
東洋医学的には、血が弱った状態の血虚、亡血が長く続けば、
大変免疫力が落ちて、糖尿病、肝臓病、心臓病、アトピーや動脈硬化、
癌にもかかりやすくなると私は思います。
ぜひ皆さんもご飯(穀類)を食べましょう。ご心配の方はご相談下さい。