今回は脳卒中の話をしたいと思います。
脳卒中は「虚血性」と「出血性」のものとに大きく分けられます。
虚血性のものは脳梗塞があり、出血性には脳出血とクモ膜下出血があります。
脳卒中の中で最も多いのは脳梗塞で、50~70才代に多く起こります。
原因によって脳血栓と脳塞栓にわけられます。
「脳血栓」は動脈硬化のために、脳の血管が徐々に狭くなり、
詰まって脳細胞が壊死したために起こります。
一方、「脳塞栓」は心臓や頚動脈など、
脳以外の血管壁についた血栓の一部がはがれて血管内を流れてゆき、
脳の血管に詰まって脳細胞が虚血状態になり、壊死したために起こるものです。
代表的な虚血状態の症状としては、半身麻痺とか、感覚の麻痺とかがあり、
その他、言葉がうまく話せない、手足がうまく動かせなくなったり、
ぼんやりしたりなどの症状があります。
これら後遺症に対しても漢方薬は有効です。その上予防もできます。
養生法としては、肥満の予防、運動不足、飲食量を制限したり、禁煙も必要でしょう。
また、お気軽におたずねください。