私たちの体温は36,5から37,2度くらいが理想の体温というのはご存知ですか。
欲を言えば37度くらいあるのが良いと思います。
ご自分の体温が分からないという方は今すぐ測ってみてください。
36,5度以上の方がどれだけいるのでしょうか。
体温が低いと血流も悪くなり、免疫力も低下して感染症にかかりやすくなります。
1950年には日本人の平均的な体温は36,9度もあったのですが、残念なことに2009年の平均体温は36,2度と言われています。
今は35度台の低体温の人が多くなって来ました。
それほど身体を動かす必要がない便利な生活が定着し、老若男女にかかわらず運動不足気味の毎日です。
筋肉が鍛えられなくなってきて、熱を発生する筋肉が減ってきたことが低体温の大きな原因の一つと考えられます。
低体温の身体を改善するためには積極的に運動をして、血行を良くすることが大切です。
温かいお風呂にゆっくり浸かって身体を温めるとか、飲食物はなるべく温かいものを取るとか、身体を冷やす食品を控えるという毎日の生活に気をつけることが必要です。
低体温の人は免疫力や新陳代謝が低下するので、元気がなくなり病気になりやすくなるでしょう。
今年は特に水運不及で腎が冷えやすくなっていますから、時に体温を下げないようにしないといけません。
塩が腎を助けると東洋医学では考えます。
近頃は減塩ブームで味噌でも漬物でもその他の料理なども減塩されて味気ないものが多くなっています。
余りに塩を抜きすぎると塩分不足で脱力感、集中力の低下、物忘れ、だるい、やる気が出ない、冷えが強く寒がるなどの症状が出やすくなると思います。
身体が冷えやすくなることにも関係すると考えられます。