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健康コラム

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女性に多い産後病について 2009.04.04

産後の肥立ちという言葉をご存知ですか?
産後病というとどのようなイメージがありますか。
お産して1,2年ぐらいして、なんとなく体調がすぐれない状態を産後病と思っている方が多いでしょう。
実は産後病というのは三、四十年経ってから出てくることもあります。
それまでは身体が自分で健康を保っていたが、年とともに体力が衰えて、バランスを崩した。
あるとき急に体調が悪くなりだすということがあると何が起こったかわからなくて、不安がどんどん増してきて自分の健康に自信をもてなくなる。
漢方薬の原典である傷寒雑病論に産後病は3つあると書いてあります。
まず第1番目痙病、第2番目は鬱冒、第3番目は大便が硬くて出にくい。
痙病(痙攣や引きつりを伴う症状)とはどうして起こるのでしょうか。
お産のすぐ後には血が虚していて、その上に熱がって汗が良く出る。
そのために薄着になって風に当たり身体を冷やして起こす。
鬱冒はどうして起こるのでしょうか。産後貧血気味になり、その上に発汗して、熱を奪われて体表が冷えて発散が悪くなって、気が登って頭にこもってを冒を起こす。
便が硬くなるのはどうしてでしょうか。
血虚の上に発汗して体液のむらを生じて、そのために胃の水分が減って、それで便も乾いて硬くなりでにくくなる。
お産をして何年もたってから、身体がだるくなったり、気分がふさいだり、めまいや立ちくらみが起こったり、ひどい便秘になったり、腱鞘炎やリュウマチを起こすのは産後病と私は考えています。
なんとなく調子が悪いが原因が良く分からないという妊娠経験のある女性は産後病の可能性があります。
したがって、東洋医学的に考えると自律神経失調症やうつ病といわれている人に産後病が原因のことがあると思います。

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