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漢方薬の利点について 2008.04.26

始めて漢方薬を飲むという方のご相談に乗って思うのは漢方薬のことを意外によく理解されていないという感じがします。
きっと現代医学と東洋医学の違いが良く理解されていないからでしょう。
漢方薬のブームといわれて久しいのですが、私には表面的なところの理解しかされてないのではと危惧します。
たとえば、漢方薬はゆっくりしか効かないという誤解が根強くあります。
世間の90%以上の方が早く効かないと信じています。
漢方薬を飲んで30分以内には全身の十二経絡をめぐり、からだの隅々までいきわたります。
ただし、漢方薬が効くということと病気が治るということは同時には起こりません。
漢方薬が効いてはいても直ぐに症状が消えて、元気になるとは限りません。
しかし、急性症状とか感染症(たとえば風邪など)は飲んで数分から数時間で症状が消えてしまうことがあります。
そのときは飲んだご本人にすごく驚かれますね。
現代医学との大きな違いは次のようなものがあります。
現代医学では異なった病名が付いている患者に同じ漢方薬が効果を現すことがあります。
たとえば、一人の患者に複数の病名や症状がある場合にもひとつの漢方薬で二つ以上の病気が治る可能性があります。
もう少し分かりやすく説明すると東洋医学は病気の原因を突き止めて、その元を治すので、同じ原因から派生する病気が、同時に治る可能性があるということです。
これが東洋医学の漢方薬のひとつのメリットと思います。
不妊症の患者が漢方薬を飲んで、子宮や卵巣の冷えが治ると平行して花粉症が非常に軽くなって来たという実例はたくさんあります。
何故なら、身体の冷えが原因で子宮や卵巣の働きが低下していたし、花粉症の原因も冷えにあったため同時に改善したという実例となります。
複数の持病を持って、様々な病院にかかっている方はぜひ漢方薬をご検討いただく価値はあると思います。

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