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健康コラム

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麻疹などの感染症と漢方薬 2008.03.22

国立感染症研究所が2月26日まとめた速報値によると全国のはしか(麻疹)患者の報告数が今年に入って約2200人に上った。
なお、速報値によると、年初から2月17日までに報告された患者は2119人。地域別にみると神奈川県が807人と突出して高く、次いで福岡県280人、北海道223人などと続いている。
年齢別では15~19歳が24%、10~14歳が23%と、10代の若者による感染が全体の半数近くを占めている。感染者の半数以上が過去にワクチンの接種歴がなかった。
昨年、はしかが10~20歳代で大流行し、多くの高校や大学が休校する事態となったのは覚えておられますか。
はしかなどの感染症に対する対策として、予防接種を受けていない方や感染経験のない方にはもちろん予防接種をお勧めします。
感染症に対して、現代ではそれほど怖い病気という認識がないのですが、戦前では結核で命を落とす若い人が少なくありませんでした。
抗生物質の普及とBCGのおかげで、過去の病気と思われていますが、現在でも根絶したわけではありません。
感染症に対する抵抗力は東洋医学的に考えると体表の陽気の不足と考えられます。
人間の全身を「栄衛」がめぐっているのですが、体表を「衛」が十分めぐらなくなると表の陽気不足となって、感染症に対する抵抗力の低下を招くことになります。
それではどうしたら良いかということになります。
体表を衛(陽気)がめぐるには体内が充実していないといけないということになります。
体内が充実するということは体の内部にエネルギーが十分に集まっていないといけないということになります。
現在人のように、夏冬に関係なく年中冷たいものを取り、身体を冷やすことばかりしていると身体の外を「衛」が巡らなくなってしまいます。
その結果、感染症に対して抵抗力のない、感染症にかかりやすい危険度が高まることになるでしょう。
漢方薬は感染症に対応するだけでなく、感染症を防ぐために体の内部を温め、「衛」を体表に巡らすことも出来ます。

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