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健康コラム

その他

喘息と水分の過剰 2006.09.16

以前に話題にした水分の取りすぎについて,少し深めて考えてみたいと思います.
水分の取りすぎによって,喘息を起こす可能性があるということをご存知ですか?
元は丈夫であったが,今はやせて活気がなくなり,水を飲むと水が腹の中で動いて,ピチャピチャと水のしたたる様な音がするものを,痰飲といいます.
漢方薬の原典に目眩と水の関係を述べた条文があります.「心下有痰飲胸脇支満目眩苓桂朮甘湯主之」とあります.
その意味は「心下に痰飲あって,胸や脇腹がつっかい棒でもかわれたように張って,目がくらくらするものは苓桂朮甘湯が主治する」ということです.
これは痰飲によって目眩を起こすということです.
さらに喘息と水の関係を述べた条文があります.「夫短気有微飲当従小便去之苓桂朮甘湯主之腎気丸亦主之」とあります.
その意味は「呼吸が早くて息苦しいものには,少し飲があるのである.この場合には,小便からその微飲を去ってやるべきである.それには苓桂朮甘湯が主治します.また腎気丸(八味地黄丸)も之を主る」となります.
このように飲んだ水が原因で水分過剰になることで目眩や喘息を起こすということがあります.
もちろん人間の身体にとって水は欠かせない大切なものであることは否定しません.
しかし,何事にも限度があります.
水分の取りすぎはさまざまな問題を起こすことがあります.
今回はそれをお伝えしたいと思いました.
本当に身体に必要な量だけ少しずつゆっくりと飲むことが取り過ぎないコツですね.
冷たい水分は少し多く飲めてしまいますが,温かい水分はあまり余計に取ることが出来にくいでしょう

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